嫁がいない・・・

my-reds

2011年07月02日 22:05


今日は夕方から父子家庭だったのだ。我が家にとっては久しぶりの一大事でもある。
別に家出ではない。暑気払いだそうだ。前前から予約が入っていたのだ。
スエッコ君が生まれてから初めての長時間の離散。果たしてスエッコ君は耐えられたのだろうか・・・

傍から見れば大したことのない話のように思われるだろうが・・・
アネキさんから始まりスエッコ君まで3人とも超完全母乳体。スエッコ君は母乳一筋約1年1カ月現役。
リーサルウエポンを持たない覇気のない男がその綱渡りの子守と立ち向かった記録である。


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午後、スエッコ君を抱っこしながら嫁さんを見送る。
最近ではちゃんとバイバイもできるようになったのだ。泣きもせず見送るスエッコ君。
成長したものだ。これまでも小一時間なら私も何度か面倒を見てきたので不安もない。


こんな時こそ、無駄にダッチオーブンで男の超甘口カレーを作りたくなるのも仕方がない。
食べるのは私とアネキさんとイモウトさんだけだ。
8インチダッチオーブンをチョイスしてなんだか可愛らしい甘甘カレーになったようだ。



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久しぶりに自分で8インチダッチを家で使ってみたが家庭用ではこのサイズがベストだろうか。
ちょっと小ぶりだが1家族、1回分のカレーなら十分作れる。
またこれが美味しくできたように感じてしまうから恐ろしい。



とは言え、実に順調だ。


予定時刻通りに事が進む。スエッコ君のご機嫌も最高潮だ。
これなら4人で父子キャンもできるんじゃないか!?というくらいの手際の良さだ。
一人暑気払いも進む。カレーの出来も上出来だ。



やはりアネキさんとイモウトさんがいるとスエッコ君の気も紛れていいようだ。
みんなで仲良く遊んだりしてくれている。
私もレッズ戦観戦の合間に洗いものや片づけも済んで自画自賛のプチ主夫生活を満喫していた。


が、嫁さんの連絡予定時刻を10分ほど過ぎた頃である。


電話が鳴る。


出る。


そっちは大丈夫!?もーうちょっとこっちにいていい!?


ちょっとぐずりかけていたスエッコ君がこちらをジーっと見ている。


う、うん。大丈夫かな・・・適当にお願いしますよ・・・


と電話を切ったトタン。


「ヴぇぇぇぇぇぇぇ~ん! ギャーン! ギャーン!」


振り返れば私の判断ミスだったのだ。すべてを察したようである・・・恐るべしこの1歳児。


そう言えば、私は知っていたはずなのだ。アネキさんイモウトさんの時もそうだったからである。


超完全母乳体のわが子に、子守素人とも言える男が何度も立ち向かい、激戦の後、灰となることを。


今回もまずはスエッコ君に密着し30分は頑張ってみた。


スエッコ君は激しい嗚咽を伴いながら泣きじゃくる。泣きやむ気配はまるでない。


そんな間にイモウトさんが端の方で撃沈している。
歯を磨くことを命じられている私は何がなんでも任務を遂行しなければならない。
スエッコ君に謝罪し、一時放置、イモウトさんの歯磨きを寝たまま完了。ミッションクリア。


戻るとスエッコ君が爆撃音のレベルを上げていた。予想外の展開である。
いや、予想どうりの展開かもしれない。


微妙にこの状況を静観していたアネキさんも、徐々に状況を察してきたらしい。


ねぇ!ママはまだ帰ってこないの!帰りに買ってくるって約束したアイスはどうなるの!?
持って帰ってきてから冷やせるの!?



援護射撃を期待したところだがアイスのことしか考えてない・・・


もう!歯磨いて寝ろ!


とまたここでスエッコ君を一時放置、アネキさんの歯磨きを済ませ布団に入らせる。ミッションクリア。


ただし、戻るとそこには汗だく涙だくの超小型怪獣危険な動きをしていたのだ。


とは言え、一応これでも三児の父親のはずだ。諦めるわけにもいかない。

簡単に燃え尽きるわけにもいかないのだ!!!


と、その時だ。不運にも前日に不在で今日にお願いしていた荷物がピンポーンと届いたのだ・・・
しかも、大型で重い日用品。大型のアウトドアグッズならまだしも普通のブツだ。自分を慰めようもない。
ただ、ここでのスエッコ君一時放置が3度目の正直か、効いたようである。
このままでは取り返しのつかないことになりそうなくらい泣き方がおかしくなったのだ。


どんなに抱っこしても優しい声をかけても、厳しい声をかけても、何かを与えようとしても、拒絶する。
もう彼はママしか探していないのだ。眠さもイラダチも不安もピークに到達したのだろう。


すぐさま、嫁さんに電話をかける。


ごめんなさい・・・ギブ・・・


15分後、無事に嫁さんは帰宅し、スエッコ君は泣きやみ、スヤスヤ眠りについた。


3年ぶりくらいの体験だった。


私はまたすべての自信を打ち砕かれ・・・灰になったのである



これはリーサルウエポンを持たない覇気のない男が子守と言う無謀な戦いに敗れた記録である。


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